まず、数日前から風呂の排水が悪くなっていた。
その原因を探っていたところ、玄関で妻の叫び声を聞いた。
何事かと表に出てみるとなんと数十匹の毛虫が、落下傘部隊のように糸にぶら下がっている。
その糸は、立木の葉の間から垂れ下がっており少し木をゆすると次から次と垂れさがってくる。
これは、木の枝葉をすべて切り取る以外に方法はないと考え、2時間ばかりかけて全てゴミ袋に収納した頃はもうあたりはうす暗かった。
その夜テレビで熊本地震を知った。
活断層の地震なので被害は局地的でやがて治まるだろうと思っていた。翌日は、熊本の知人と連絡を取ろうとしたが、取れなく、ただ住所で震源地との位置関係を確認し、多分命には、別状はないと判断した。数日後連絡が付き、推測どうりの無事が確認された。
翌日は、排水問題の解決に集中、配管の図面を探しだし、現地で、排水状況を観察問題が汚水管の一部の詰りであるとの結論に達した。
翌日、ホームセンターへゆき、5mのメッセンジャーを1080円で購入。詰り解消作業を行う。
しかし、何度試してもうまくゆかない。最悪コンクリートに穴をあけ、古い排水舛を探し出す
抜本対策が、必要かもと思い立ち知り合いの業者に連絡を入れた。
たまたま、翌日にすぐ来てくれることになり、調査したてもらったが、やはりプロでも解決できない
くらい詰まっていて、コンクリートをハツつって排水舛を掘り出した。
なんと排水舛の中で油が石化して、固まっているではないか、その量は殆ど舛の半分にも及び排水口を塞いでいた。それを取り出し、清掃してようやく問題が解決した。
そういえば、十数年前、舛の蓋の上をコンクリートで覆うという誤った行動をした。そのツケがこの結果である。悪いことは出来ない。
それにしても想定外の事態であった。