このIT環境をめぐる三者の動きや今後の情報社会の動向を占う上で見逃せないことを示している。それにしても、次々と生まれるアイディやとビジネス化という米国の強みの内側を思い知らされる本である。だが、その開発の歴史は、単に技術分野だけでなく、そこに特許戦略や企業の買収、ビジネスモデルが密接に絡んでいることが良くわかる。
本来科学ドキュメンタリーの本が好きであるが、今まで情報関係の最近動向を紹介した適当な本がなかった。これは、米ワイアード誌の寄稿編集者で、フォーチュン誌からワシントンポスト紙に至る10数の雑誌や新聞に記事を提供してる著者ならでの本である。
本のジャーナリズムは現代科学や技術の動向に疎いのが殆どで、激動する科学・技術の現場に追いついていっていいない。
久しぶりに読みごたえががあり、一気に読んだ。
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